~重症ニキビや酒さ(しゅさ)にお悩みの方へ~
イソトレチノイン(Isotretinoin)は、ビタミンA誘導体(レチノイド)の内服薬で、海外では重症ニキビの治療などに広く用いられています。
当院では、標準治療で十分な改善が得られない難治性ニキビを中心に、医師の判断のもとで治療選択肢としてご提案します。
また酒さ(しゅさ)については、病型や重症度により他の治療が優先となるため、診察で適応を慎重に判断します。
イソトレチノインの主な作用
皮脂分泌を抑える(皮脂腺の働きを抑制)
毛穴の詰まり(角化異常)を改善
炎症を抑える
結果として、ニキビの再燃を起こしにくい状態を目指します(個人差があります)
治療の流れと期間
1)診察・適応判断
既往歴、内服薬、妊娠の可能性(女性)、メンタル面の状態などを確認し、適応を判断します。
2)内服開始
- 目安として 1日10〜20mg から開始し、体重・症状・副作用をみながら調整します。
- 食後内服が基本です(吸収が良くなるため)。
3)治療期間
- 目安は およそ6か月前後(症状により前後します)。
- 再発を抑える目的で、体重あたりの総投与量を参考に治療計画を立てることがありますが、一律ではなく副作用や経過を見ながら調整します。
4)定期検査
開始前、開始後1か月前後、以後は状態により 1〜3か月ごとに血液検査を行い、肝機能・脂質などを確認します。
(頻度は用量や体質・既往により調整します)
副作用について
イソトレチノインには副作用があり、必ず医師の管理下で使用する必要があります。
特に重要なリスク
- 妊娠中の服用は禁忌:流産・胎児への重大な影響(催奇形性)のリスク
- 肝機能障害、脂質異常(コレステロール・中性脂肪上昇)
- 気分の落ち込み等については報告があり、症状がある場合は速やかにご相談ください
よくみられる副作用
- 口唇・皮膚・目の乾燥(ドライアイ)、鼻出血
- 皮膚の刺激感、赤み、かゆみ
- 頭痛、筋肉痛・関節痛、疲労感
- まれに脱毛、胃腸症状 など
服用できない方/慎重な判断が必要な方
- 妊娠中・授乳中、または妊娠を希望している方
- 重度の肝機能障害、脂質異常が高度な方
- テトラサイクリン系抗菌薬を内服中の方(併用不可)
- 重い精神症状の既往がある方は、状態により慎重に判断します
- サプリ等のビタミンA(レチノール)の過剰摂取がある方(中止・調整が必要)
- その他、基礎疾患や内服薬によっては適応外となることがあります
※年齢については、症状・成長段階・安全性を踏まえ、当院では原則として医師が慎重に判断します。
注意事項
- 女性の方へ
治療中および終了後少なくとも1か月間は確実な避妊が必要です。 - 献血・授乳禁止
服用中と終了後少なくとも1か月間は献血や授乳を避けてください。 - 薬の管理
処方された本人以外が服用しないように注意してください。 - 施術・手術につい
皮膚が乾燥し敏感になるため、施術内容(レーザー等)や手術の予定がある方は必ず事前にご相談ください。
費用について
- 初診料: 3,000円(税込)
- 再診料:1,000円(税込)
- 血液検査費用: 1回 3,300円(税込)
- 妊娠反応検査費用: 1回 1,100円(税込)
- 薬代: 20mg×30錠 12,100円(税込) 10mg×30錠 8,800円(税込)
※検査回数や用量により、総額は変動します。

当院での取り組み
- 処方前に十分なカウンセリングと同意説明を行います
- 必要な血液検査を定期的に実施し、安全性を確認しながら治療を進めます
- 重症例・合併症がある方は、適切な専門機関と連携いたします
まずはお気軽にご相談ください。
まずはお気軽にご相談ください
「他院で何をしても治らなかった」
「皮脂が多くて顔中にきびだらけ…」
そんな方でも、治療により肌が大きく改善するケースがあります。
イソトレチノイン治療にご興味のある方は、まずはご相談ください。
◆ 国内未承認医薬品に関するご案内(重要)
当院で使用するイソトレチノイン(海外製)は、日本国内では未承認医薬品です。
当院では、国内医療用医薬品取扱業者(国内代理店)を通じて入手しております(医師の責任のもと管理・使用します)。
※現在、日本国内で同一成分(イソトレチノイン)の承認医薬品はありません。
本剤は海外で使用されており、重大な副作用や注意事項が報告されています。安全性情報は各国の添付文書等を確認のうえ使用しています。
なお、未承認医薬品を用いた自由診療は、医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。