顔の赤みやブツブツが続く方へ
頬や鼻を中心に赤みやほてりが続く場合、「酒さ(しゅさ)」という慢性的な皮膚疾患の可能性があります。ニキビやアトピーと間違われやすいこの疾患は、適切な診断と継続的な治療が大切です。
酒さの主な症状
- 顔(特に頬や鼻)の赤み、ほてり
- 小さなブツブツ(丘疹)、膿を持つことも
- 毛細血管が目立つ(毛細血管拡張)
- 皮膚がヒリヒリ、かさつく感じ
原因と悪化要因
酒さの原因ははっきりとは解明されていませんが、以下のような要素が関係すると考えられています。
- 紫外線や気温差などの外的刺激
- アルコールや香辛料などの刺激物
- 長期のステロイド外用薬使用
- ストレス、ホルモンバランスの変化
治療法について
当院では、症状や肌質に応じた治療の組み合わせをご提案しています。
🧴 外用療法(塗り薬)
抗炎症作用のある塗り薬を使用し、赤みや炎症を和らげます。
💊 内服療法
症状が強い場合には、抗菌薬やビタミン剤などを内服し、体の内側からも炎症を抑えます。
✨ IPL(光治療)
拡張した毛細血管による赤みに対しては、IPL(Intense Pulsed Light)による治療を行うことで、目立つ赤みの改善が期待されます。
※IPL治療は自由診療となります。
当院での診療の流れ
- 問診・視診で状態を丁寧に確認
- 必要に応じてダーモスコピーなどで詳しく観察
- 保険診療による治療から開始
- 希望や状態に応じてIPLなどの追加治療をご案内
酒さかな?と思ったら…
「ニキビがなかなか治らない」「ずっと顔が赤い」などのお悩みがある場合は、酒さの可能性も含めて早めの受診をおすすめします。
当院では、酒さの診断と段階的な治療を行っております。まずはお気軽にご相談ください。