金属アレルギーとは？🧐
金属アレルギーは、金属に触れた際、体が過剰に反応してしまうアレルギーの一種です。汗や皮脂と金属が反応して金属イオンが溶け出し、これが体内のタンパク質と結合して「異物」とみなされることで、免疫反応が引き起こされます。
その結果、以下のような症状が現れます：
✅ かゆみ
✅ 赤み
✅ 湿疹や水ぶくれ
✅ かぶれ
症状がひどくなると、金属に触れていない部分にも広がることがあります。
金属アレルギーの原因となる金属💡
金属アレルギーを引き起こす主な金属には以下のものがあります：
🔹 ニッケル: ピアスやネックレス、ジーンズのボタンに多く含まれます。
🔹 コバルト: アクセサリーや染料、歯科材料などに使用されます。
🔹 クロム: 革製品のなめし加工や工具に含まれることがあります。
🔹 金: アクセサリーなどはアレルギーを引き起こす場合があります。
🔹 パラジウム: 歯科治療で使用される金属材料に含まれることがあります。
食べ物に含まれる金属にも注意！🍽️
金属アレルギーは、アクセサリーや金属製品だけでなく、食べ物に含まれる金属によっても引き起こされることがあります。
特に、以下の食品に含まれる金属に反応することがあります：
🥜 ニッケル: チョコレート、大豆製品、ナッツ類、貝類、ほうれん草など
🥩 コバルト: レバー、魚介類、葉物野菜
🍫 クロム: 全粒穀物、ブロッコリー、肉類
食品に含まれる金属が原因でアレルギー症状が出る場合、食生活の見直しが必要になることがあります。気になる症状がある方は、専門医に相談しましょう。
金属アレルギーの診断方法🏥
金属アレルギーが疑われる場合は、パッチテスト（貼付試験）で診断を行います。このテストでは、疑わしい金属を含むパッチを皮膚に貼り付け、一定時間後にアレルギー反応が現れるかを確認します。
金属アレルギーの対策🔑
1. 原因となる金属を避ける
✅ チタン製のものを選ぶ。
✅ 金属部分が肌に直接触れないよう、透明なコーティング剤を塗る。
✅ アクセサリーや歯科材料の金属成分を確認する。
2. 汗をかいたら早めに拭く
汗と金属が反応すると金属イオンが溶け出すため、汗をかいたらこまめに拭き取りましょう。
3. スキンケアで肌を守る
保湿をしっかり行い、肌のバリア機能を強化することでアレルギー反応を軽減できます。
4. 食事にも気をつける
✅ 金属を多く含む食品の摂取を控える。
5. 歯科治療の材料に注意
歯科治療で使用される金属が原因となる場合もあります。アレルギーの可能性がある場合は、治療前に歯科医師に相談しましょう。
金属アレルギーかな？と思ったら
「アクセサリーをつけると肌が荒れる」「時計の金属部分がかゆい」「特定の食べ物を食べると口の中が違和感がある」などの症状がある場合、まずは原因を特定することが大切です。
症状が重い場合や長引く場合は、皮膚科を受診して適切な治療を受けましょう。
当院では金属パッチテストを受け付けています！
金属アレルギーが気になる方や原因を知りたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。
コメント